けれど、家にはもう戻れない。
身体は少しずつ衰え、
今は施設での生活が続いています。
息子さんは関東在住。
仕事と家庭を抱え、
頻繁に実家へ通える距離ではありません。
それでも、
親の口から何度も出た言葉がありました。
「俺の家は、
俺が死ぬまで、誰にも売らねえ」
その一言が、
息子さんの胸に重く残り続けていました。
空き家になった実家が抱えていた現実
実家は、
決して条件の良い家ではありませんでした。
・坂道が非常に急
・砂利道の先にある立地
・接道のない共用道路
・築50年
・再建築不可
一般的な不動産の価値基準で見れば、
「極めて扱いづらい物件」です。
実際、
相談した不動産会社からは、
こんな言葉を告げられました。
「これは売却は難しいですね」
「建て替えもできません」
「正直、買い手が見つかりません」
それでも家は残り続け、
固定資産税は毎年かかる。
空き家としての管理責任も、
確実に息子さんの肩にのしかかっていきました。
売れない以前に「売れない話が進まない」
この家には、
もう一つ大きな問題がありました。
親の強い想いです。
「売らない」
「誰にも渡さない」
その言葉を無視して
勝手に話を進めることは、
息子さんにはどうしてもできませんでした。
売却以前に、
家族の感情が動かない。
その状態で、
時間だけが静かに過ぎていったのです。
日本住宅再生が向き合ったのは「家」ではなく「持ち主様の想い」
そこで相談されたのが、
日本住宅再生 でした。
日本住宅再生が最初に行ったのは、
「売りましょう」という提案ではありません。
・なぜ親は売りたくないのか
・この家は、親にとって何だったのか
・息子さんは、何に一番苦しんでいるのか
家ではなく、
背景にある時間と感情を丁寧に整理しました。
独自スキームによる”静かな出口”
日本住宅再生の独自スキームは、
市場に出して競争させる方法ではありません。
この家の場合も、
・再建築不可
・接道なし
・築50年
という条件を前提に、
理解したうえで引き継げる相手だけを探しました。
・用途が限定されても問題ない人
・現状のまま活用する意図を持つ人
・立地や制約を「承知の上」で受け止める人
そうした“合う人”とだけ、
静かに話を進めていったのです。
親の「想い」を壊さず、現実を前に進める
最終的に、
親の想いを尊重した形で、
この家は次の役目へと引き継がれました。
息子さんは、こう語っています。
「売った、というより
やっと“区切り”がついた気がしました」
親の家は、
単なる不動産ではありません。
人生そのものが詰まった場所です。
だからこそ、
条件だけで切り捨てるのではなく、
感情と現実の両方を着地させる必要があります。
売れない実家には「売れない理由」と「進め方」がある
・親が施設に入っている
・空き家になった実家をどうしていいか分からない
・再建築不可・接道なしで断られている
・家族の気持ちが整理できない
もし、あなたが同じ状況にいるなら。
その家は、
まだ何も決まっていないだけです。
日本住宅再生は、
家を急いで手放すための会社ではありません。
止まってしまった時間を、
もう一度、静かに動かすための再生を行っています。
売れない実家にも、
必ず「出口」は残っています。
それを一緒に探すことが、
日本住宅再生の役割です。
あなたの想い、家族の想いにとことんお付き合いしますので、ご安心ください。(代表・金野)